◆大徳寺510世 上田義山◆書き下ろし◆西本願寺伝来 石山切（継ぎ紙）◆
紫野大徳寺510世 上田義山和尚の直筆書き下ろしの茶掛け書めくり額装です。
重要美術品である本願寺伝来の石山切（継ぎ紙）を再現し使用。

重要美術品としての石山切は「本願寺本三十六人家集」の「貫之集・下」と「伊勢集」で使われたものであり、唐紙や染紙を破り継いで下絵を施した本紙に書かれています。本願寺がもと大坂石山(現大阪)にあったことに因んでこう呼ばれています。
この石山切も、同様に唐紙や染紙を破り継ぎ、薄く下絵を施して現代に再現されたもので、品格のある本紙となっています。

［無事是貴人］
この語の本来の意味合いではないが、「何より無事がめでたいことであり、無事の日々の生活が出来ることは尊く、そのことが出来るひとこそ貴い人なのだ」という解釈がなされています。実際の意味としては、いかなる境界(きょうがい)に置かれようとも、見るがまま、聞くがまま、あるがままに、すべてを造作なく処置して行くことができる人が、「無事是れ貴人」であるというもので、常に平常心を促すものであるようです。


書めくり額装ですが、表具して茶掛けとしても大変良い物となります。

書寸法 365x243mm
額寸法 470x345mm



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